デジタル化社内の進展に伴い個人情報や金銭関連など重要なデータをメールで送受信する機会が増え、電子メールの送受信におけるセキュリティ対策は重要度が増しています。そこで本調査では、企業の電子メールに関して、企業の経営者・情報システム部門・一般社員を対象にサイバー攻撃の状況やセキュリティ対策の実態を把握することを目的としました。

本資料では、そのうち「クラウドメール障害の実態」と「対策の導入状況」をご紹介します

◆注目ポイント◆
・勤務先の電子メールはクラウドが3/4、オンプレミスが1/4、製品別ではMicrosoft 365が57.2%と過半数
・約4割の企業でクラウドメールの障害が1年に1回以上発生
・クラウドメールの障害対策について、導入または検討している企業は約7割
・企業規模が大きいほどクラウドメールの障害対策の導入率は高い、5,000人以上の大規模企業では約8割が対策を導入または検討している
■勤務先の電子メール環境はクラウドが3/4、オンプレミスが1/4
勤務先の電子メール環境は、クラウドが76.5%、オンプレミスが23.5%です。約3/4の企業がクラウドを利用していることがが分かりました。
そして、導入している製品は、Microsoft 365が57.2%と過半数を占め、次いでExchange 11.3%、Google Workspace 10.3%でした。
勤務先のメール環境
■半数弱の企業でクラウドメールの障害が1年に1回以上発生
クラウドメールの障害が1年に1回以上発生している割合は46.4%と半数弱です。Microsoft 365で「1年に1回以上」の障害が発生している割合は53.2%で、「Google Workspace」(29.5%)や「その他のクラウドメール」(26.2%)より多いことが分かりました。
クラウドメール障害の発生頻度
■多くの企業がメールセキュリティ対策を重要課題として継続的に取り組んでいる
Microsoft 365やGoogle Workspace などのクラウドサービスは、自社内での運用・管理の負担が少ないこと、ユーザはどこからでも利用できることなど、企業に多くのメリットがあります。新型コロナウイルスの感染拡大を受けたリモートワークの普及により、企業のクラウドサービスの利用はさらに増加し、本調査では76.5%の企業がクラウドメールを利用していることが分かりました。一方で、ビジネスでのクラウドメールの利用が増加したことに伴い、しばしば起きるクラウドメール障害による問題も大きくなっています。
サイバーソリューションズは、メールセキュリティ企業として対策への取り組みが進んでいない企業へ、よりいっそうの支援・課題解決の提案を進めていきます。
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クラウドメール障害の実態調査2023
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障害2023_本文用表紙
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