サイバーソリューションズ株式会社が、2021年12月に従業員数300人以上の企業の情報システム担当社員100名を対象とした、「クラウドメール バックアップの実態調査」を実施した結果を公開します。
広く普及しているクラウドメールですが、「メールデータの管理責任」は利用ユーザ企業にあることをご存知でしょうか?
経済産業省「クラウドセキュリティガイドライン活用ガイドブック」には「利用者は、利用者データについては(中略)設備の故障その他の理由による消失に備え、バックアップを取っておくなど、自らの責任と費用で必要な措置をとるものとします」と明記されています。このことを認識しているか、天災・ランサムウェアの被害・システム不具合・操作ミスなど何らかのトラブルでメールデータが消失するリスクに備えているか、日本企業のクラウドメールのバックアップ実態を把握するべく本調査を実施いたしました。
◆主な調査結果◆
・クラウドメールの管理責任の所在を、67.4%が未確認
・「万一のデータ消失」に備えている企業は40.2%で全体の半数以下
・週1回以上、クラウドメールのバックアップを実施している企業は全体の約1/5しかない